「なにをしに来た、人間。」[偉大なる鷲髭のゴルバは、鎧を身に着けた姿で使者の前に現れた。もっとも他のドワーフたちも、よほど休息をとっているときか鎚を揮っているときでなければ鎧を身に着けている。ゴルバは警戒を露わにしていたが、正式に接見を求めてきたものを即座に切り捨てるようなことはしなかった。]