人狼物語−薔薇の下国

557 天虹輪舞 ―黝簾王国探索行―


煌天の騎竜師 アイリ

 『まあ、この調子なら多分、あっちも鎮められるだろうから。
  ここは、お姫たちに任すよー』

 任せてくれるのはいいんだけど、白兄は?

 『俺は、ここにいて、『澱み』の流出抑えないと。
  ……あと、今の地味にけっこーいたかった』

 …………それは自業自得でしょっていうか、最初から説明してくれればいいのに!

 『だって、それじゃお姫本気にならないでしょー?』

[さらり、と言われた言葉は否定すべくもなく。
むう、とむくれて睨み上げるが、妖白狼はどこ吹く風と尻尾を振るのみで。
これ以上は言っても無駄かと思ったから、調査隊の面々へと向き直り]

(297) 2022/02/14(Mon) 20:22:44

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