―回想:第2エリア通路 セルウィンと―
そう?痛むようなら医務室に行ってね?
いつもなら、痛み止めを調合してあげるんだけど、
おそらくそんな時間もないだろうし……。
[怪我を負わせたのは無茶なワープだったわけだし、注意深く挙動を観察。
にへらと笑う顔に>>236、大事ではないなと察し一安心した。
一生の不覚、末代までの恥などと思っていることは知らず。
察することができたなら、もう少し、観察する目を緩めたかもしれないね。
医務室には痛み止めもあった筈だし、念のためそう告げておいた。
……無事であるかの確認はしていないが、まぁ船の構造上衝撃には備えられているはずだ。
自分の店の薬草事情を思い浮かべながらそんなことを思う。
乗務員なのかと制服に落ちた視線が問うていたため、くすっと笑って答えことにした。]
私、実は軍人なんだけど普段は花屋やっててね。
こういう緊急事態の時は手伝うことになってるの。
丁度向かう所だったし、構わないわよ。
[彼の期待を込めた目を見ながら苦笑し、了承の意を返す。>>237
そして、その顔をまじまじと見たとき、あることに気付く。>>213
彼の返答を聞く限り、人間違いではなさそうだった。]