だから……鏃のおれいを、 受け取ってくれる? “わたし”から、“あなた”への――…“お守り”よ。[ちょっと右手を貸して貰える?と尋ねて。応じてくれるようなら。男の人の手だな…と思った>>1:293>>1:194陽に焼けた彼の大きな右手を、華奢な両掌で包むようにして。中指の上にそっと唇をよせ、触れるか触れないかの、小さな口づけをおとそう。]