あー、と。ここまでで大分削れたようなんだが、まだちょいとばかし、『闇』の力が強い。俺は、雑魚連中が出ないように抑えながら、鎮める準備に入るんで……その間にあいつ、思いっきり、ぶん殴って、力削ってきてくれ。[内容はかなりぶっ飛んだ依頼を、事もなげな口調で紡ぐ]ここで 手ぇ抜いて、鎮め損ねるわけにもいかねぇんでな……頼む。[それでも、最後の部分は少しだけ真面目な口調になってはいたのだが。そんな守護者の宣にかぶさるように、闇の巨狼の咆哮が大気を震わせた。*]