…────ぁああああっ!!![逸れた剣先が首の横、肩の付け根を床に縫い止めるように突き刺した。白の軍装が、自らの流す赤に染まる。痛みに視界までが赤く染まるようだ。歯を食い縛る。それでも右手の剣を手放さなかったのは本能───いや。意地だ]