ー医務室ー
[心の底から安堵し、キョロキョロと周りを見渡してから医務室へ向かう。運良く、ドロイドには見つからなかった。
医務室へ入る。あんなに意気込んで医務室から出た割には案外早く帰ってきたものだ。]
やっぱり、いない...
船内データベースが見られてよかった。
ということは、さっきの二人は...
[そこまで考えてふと、ガートルードに頼まれていたことを思い出す。何を呑気な、と言われるかもしれないが、何故か彼は医務室を安全だと思い込んでいた。
本人に自覚はなくとも脳がパニックを起こしていて、冷静な判断が難しいのだ。
静かな、パニックだ。]
これで、よし。
[以前頼まれていたディークの情報を、ガートルードに送信した。どうやら通信不良なこともあるようだが、ちゃんと届いただろうか..]