俺を殺せれば、人狼以外の脅威が1つ減る
殺せなければ、皆の命が抜かれていく
そんな単純な話さ
…………命の奪い合い、楽しもうぜ?
(そしてこのクソ野郎ごと俺を殺してくれ)
[ニヤリ、不敵な笑みを浮かべて、嘘を並び立てた”遊び”への誘いは終了。
目の輝きが常の状態に戻り、相手を残して部屋を後にしようとする。
この段階で対象は気を失うか暫く動けないか……稀にすぐ飛びかかってくる場合もあるが、果たして相手はどうだっただろうか。
すぐに追っては来ないようなら今のうちに第1エリア方面へ移動して距離を置き、追ってくるようなら勿論抵抗する。
死にたがっている素振りを見せてはいけない。
死神にそれを悟られたら、全て台無しなのだ。
脳に寄生するタイプの生物でなくて良かったと、今ほど感謝した事はなかったかもしれない。**]