[とりあえずわかったことがある。
自分より年若そう……おそらく未成年に思える男子は、まともな感性の人物らしい。
盲目の男は、もしかしたらスポーツ、もしくはダンスに関わっていたか、関わってるのかもしれない。
そして、自分には筋肉を理解することは到底不可能だ、と。
これを客観的に見ていたら、自分もシュールなギャグだと笑えていたのだろうか?
男子の奇声>>290に思いつ。]
あー……俺、地下室見てきたいんで、失礼しますね?
[そもそも自分の芸風にギャグはいらないし、地下室の方がよほどそそられる。
青年は、一度だけ盲目の男を見てから、隠し階段の方へ向かおうと半ば逃げる様に足を踏み出した。]