人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

[ 剣が交わった。
 ソマリアランの時ほど、美しい戦いではなかった。
 双方に迷いがあり、双方に必殺の気迫が足りなかった。
 その結末もまた、駆け付けた護衛達によって、マックスが殺されるという、
 実に詰まらないものだった。 ] 

 ……。

[ その死体に背を向けて、護衛に囲まれながら歩き出してから、
 ふと、テオドールは振り返った。
 死体が、ゆらりと立ち上がるところだった。 ]

(295) 2014/04/01(Tue) 00:55:32

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