[稲妻と爪が交差し、一方は空へと跳ねる。もう一方は地へと跳ね、地響きを上げて下へと落ちた] 『ぅぁー、きつ……ていうか、しびしびするー……』[一拍間をおいて、響いたのは緊張感のない声] ……白兄。[何でここで決め切らないかなあ、とちょっと思いつつ、ふわり、その近くへ舞い降りて] ……それで? 『それで、ってー?』 気は、済んだ訳? 『あー……』