[戸惑いながら問いかけてくる男>>239へ、癖のように
いつも客へと向ける愛想のいい笑みを向ける。]
ええ、
こちらの宿に、しばらく泊めていただく事になりました
行商をしております、アルビンと申します
[カタリナに会った時と同じように帽子を取り、
挨拶をと思ったが、ふと違和感。
金色の髪をした彼は、どこか急いでいるようで……
仕事が繁盛しているならなによりだと、
検討違いに解釈してみ、ひとり納得する。
薪を運ぶのにちょうどよいと、
ロバの貸し出しを提案してみようかと思ってもいたが、
急ぎならば引き留めず、薪を受け取るだけとしよう。*]