人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル軍大佐 タクマ

― リオレ島への帰還途中 ―

ああ、すまん、シロウ。俺よりも重傷者は沢山いるだろうに。

[骨折以上の怪我はない、と、ほぼ判っているのだから、後回し、最悪リオレ島に戻ってから治療すればいいという男の主張は、副長以下の部下達に、即座に却下され、呼び出されてやってきたシロウに>>239男は申し訳なさそうに眉を下げた]

何言ってるんだ、お前。あの状況で、俺が行かないわけがないだろう。

[本当に来ると思っていなかったという言葉を聞くと、心外とばかりにそう言って]

ナハティガルは沈ませられない、あれが不沈艦であり続ける事が、多くの兵の心を支えてるからな。それに、お前さんも失えない。何よりも俺が、提督もきっとな。

[だから、助けるのは当然だと、笑う]

…うん、よくもたせてくれた。本当に…礼を言うのはこっちだ。あの海域を突破されていたら、提督も無事には済まなかったかもしれない。相手が相手だったからな…
恩返しか?...ん、まあ、いつかな。

>>240それを要らない、と言わなかったのは、胸の内にある企みのため、だったが…そんな必要は実はなかったのかもしれない]

(294) 2015/11/19(Thu) 20:06:52 (fukafuka)

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