[魔族の低い呟きが、夫への侮辱を孕んでいた気がして、見遣る眸を微かに眇める>>284濡れ衣でもあろうかと、それだけに留め] これ、あまりお好きじゃなかった? 私はこちらの色も、好きなのだけど……[逡巡を挟んだ許可に首を傾げて、彼の髪をするりと梳いた。これにすると魔族に告げれば、尊大な頷きとともに、一瞬にして纏う衣が様を変え] ……あ、[夫が着せてくれた白の衣が、ふわりと舞って降りてくる。両腕で受け止め、丁寧に畳んで携える]