あぁ、ちょっと待ってくれ。[シチューのリクエストを伝えに行こうとした近習に、慌てて声をかけ。その場でさらさらと筆を走らせた。] これを、ブラオクヴェレ大尉に届けてくれ。 他言無用でな。[そう言って、小さな紙片を渡す。そこには素っ気なく“フラウ作戦で疲れたなら、一日くらいの休暇は認めてやる”とだけ、書かれていた。]