人狼物語−薔薇の下国

548 飛天虹路 ―聖竜王国深淵行―


灼星の騎竜師 ロー・シェン

[なんで自分が選ばれたのか。自分より前の世代の人間は選ばれなかったのか。
それは騎乗してみたらわかるというものだ。
ぼこりと翼が膨らむ。あたかもブレスを吐く前兆のようだが、エルトナは他とは違う。
翼の後ろからごおごおと火が噴出されて。

加速する。何もかも置き去りにするような速さ。

震えるほど速く、飛び切り危険だ。

下手なものが跨いだら竜からしたらそれこそ乗せて殺してしまうだろう。
だからこそ乗り手を選んだ。選ばれた側からしたらそれこそ徹底的に鍛えたといえる。]

 危地を越えた先にこそ誉れ在り。
 空から見下ろすだけのやつにはわからんだろうな。

[一度離れるように飛翔した後に勢いよく旋回する。
その頃には再度ブーストをするようにして、炎が翼より噴き出る。

滾る血潮を冷徹に抑えつけて、身を低くして、呼吸を吐き出す。騎竜師としての備わった力があろうとも、肺の中に空気をいれていたら、中身事吐き出してしまうのを防ぐためだ。]

(294) 2021/05/14(Fri) 22:59:55

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