― 帝国前進拠点 ―[簡易的な門が開かれ、荷馬車が詰み込まれる。 物資の輸送の中には、物騒なものの他にも生活に必要な食糧なども含まれており、にわか歓声に包まれた] 無事にここまで来られたのも、隻眼の英雄の鷹の目のおかげだ。 感謝する。[馬車から下りて、護衛の任を果たしたノトカーに礼をいう。 言葉ばかりは形式のものではあるが。 "ここ"に無事に来られることの重さと、ほっとした安堵が、緩んだ口の端に現れていた]