[そこまで喋ると言葉を区切り俯いた。やがて顔を上げれば静かな、だが見定めるような目でぐる、と皆を見て]お前らは…。本当にそうするしか手段がねぇと思うか?見知らぬ人間を殺すのとはわけが違う。誰を何を失っても、もう二度と同じ場所には戻れなくても、……今度こそ、本当に取り返しのつかないことになるのだとしても。「生きるためなら殺すしかない」。……本当に、そう思うか?[そこにいる全員に問いかけた]**