[小振りとは言え斧だ。
重さに任せて勢いよく振り込めば、丁度首元を抉ったようで
動作を停止させてがしゃん、とドロイドは倒れ込んだ。]
は、はああ……
[斧を握る手がしびれるような感覚はあるが、どうにかなった。
安堵にため息が零れるが、まだドロイドは2体いる。>>192
先行するハダリーに注意が逸れている内にもう1体ぐらいは
しびれて感覚の無い手でポケットのスタンガンを探りながら
ドロイドの視認域を避けて後ろに回り込む。
先ほど斧で薙いだ部分――神経回路コードが見える首筋へ
電磁スタンガンをぐっと押しあてた。24]