[裏庭を如何するか、そんなシスターと神父の話を何となく聞いていると二人が示し合わせてがリゼットに話の水を向けてくる>>274>>283] ……お花、ですか? [二度、三度瞬くうちに脳裏に浮かんだのは、野原一面を埋め尽くす、風に揺れる金色の花。それは姉と二人、まだ無邪気に笑えていた日々の記憶に連なる鮮やかな色] 金色の、花。 あれは、……なんて花だろう。[思い出そうと、首を傾げる]