[やがて、ウェルシュはゲオルグに呼ばれて、>>169 旗艦ヴァンダーファルケへと呼ばれただろう。丁度その頃には、ヴァイスメーヴェはリオレ港へと到着していたか。>>179]
――――……あはは、殴られるのかな。
[笑って首を振り、今行くと伝えようとして身を起こしかけたが。]
あれ、
[あゝ、身体が思うように動かない。
上着を軽くめくると、横腹部分の皮膚が青黒くなっていた。
触ると、やたらと熱を持っていて、熱い。炎症を起こしているようだ。
嫌な汗が流れる。]
……うーん、これは絶対おじさんに怒られるなぁ。
[憂鬱な気持ちで益々身体が動かなくなりかけたが。
震える身体を奮い立たせ、ゲオルグの待つ旗艦へと向かったことだろう。
やがてゲオルグから、>>206 戦線離脱を命ぜられるが、きっとウェルシュは抵抗しただろう。それでも怪我のことや、>>253 タクマとの約束のことを盾にされれば、反論は出来なかった。]