[軍服の男の言葉は、この傀儡でも、ましてや契約者にでもなく。おそらくは、この目には見えない何かに>>282傀儡の肩に下りて顔を見てみても、これは何かの声に耳を傾けるような素振りは見せず。実際、囁きかけるなにかがいるのか、いないのか。ただ、軍服の魔女へと向ける殺意は、ほかの魔女へのそれよりは格段に大きいか。]おちろ、おちてしまえ[彼の靴を覆う氷は、はがさぬ限りは足へ、膝へ、太ももへと、少しずつ侵食していくことでしょう。傀儡は、袖から三つの石を取り出しまして、]