……おうよ。 やってやろーぜ。[ここで無理をさせるべきではない。元より少ない戦力、それを更に危険さらすような愚は犯すべきではない。それは、わかっている。けれど、個としての在り方は、ここで下がるを是としない意志を無下にするのを拒んでいた。『白露』は鞘へと戻し、突き立てた『霧雨』を手に取る。感じる傷の痛みは、押し込めた。**]