人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


碧眼 シルキー

[男の足が止まればそれに従って足を止める。
思いもよらぬ謝罪の言葉>>277に、少女は俯いて答える。
睫毛が頬に影を落とした。]

……謝らなければならないのは、私のほう。
ごめんなさい、我を忘れるほど飢えたことがなかったの、よりにもよってあなたを傷つけるなんて。

[その言葉は言外に「あなた以外なら傷つけても良かった」と聞こえるであろうものだが、構いもせず。
唇を噛んで、涙を押しとどめようとした。]

こんなに悪趣味な余興だとは思わなかったわ。
早く出ないと。

[男の話を聞いているんだかいないんだか。
自分自身に言い聞かせるように呟いた。]

(292) 2015/02/01(Sun) 22:34:43

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby