[悪魔の血で魔法陣を描き、陣そのものを触媒として術を編む。複雑な術式はいらなかった。 呼応しあうものがある。 すぐ側に蠢くものを感じる。 世界の理が術と共振する。] ─── 来い[力ある言葉で命じれば、魔法陣が沸騰するようにざわめいた。]