― 宿 ―
[ローゼンハイムは明らかに不満そうだった。
大丈夫だろうかと思ったが、ヨアヒムの声>>266が届く。
これなら屋敷へは戻らないだろうと踏んで、
改めて電話の確認をするが、やはり呼び出し音すらしない]
……やはり電話はやられたな。
[これで役場が無事な筈は無い。
修理の出来る人間は新緑の村に出立してしまった]
完全に孤立と言うわけか。
[困った、と頭を掻いている所に今度はアルビンが
不穏な内容をヨアヒムに告げているのが聞こえて>>277]
今度は何がどうしたって?
[思わず顔を出してしまった]