[火の海は、今は見えない。それでも、顔色は戻らず>>291]謝ることじゃないさ。こっちが勝手に連れてきただけだし。[座らせた青年の前に立ち、見下ろす。透明のジェムを一つ、取り出して、彼の額へ押し当てようと、伸ばし。そのまま、そうっと、金の髪を、押し付けるように。低い位置にある頭を撫でようと。]