[風船が全て沈んだ頃、窓の外を見れば砂の海>>#4そして――]なんやあれ。[受付からでも土産屋の様子を伺えるようにか、備え付けられた小さな窓が、肌色に埋め尽くされます。その肌色が少し動けば、独特なスーツの一部も見えるわけでして。]「やらないか」[土産屋の中から、それはそれはいい声が聞こえます。傀儡は、深く息を吐き出して。ああ、厄介な天気だこと。]**