ま、とはいえ、ここだけで通せる事でもありませんし。 ここらもう一巡りもしたら、戻りましょうか。[一転、軽い調子でこう告げる。いきなり言われた事には驚いたが、こういうのは嫌いじゃない。そんな思いの滲んだ笑みは、ごく自然に浮かんでいた。**]