[己の赤い瞳と彼の薄い金色の瞳の視線が交差した次の刹那には、叫び声(>>284)と引き金を引く音。夜目の利く『人狼』とは違うのかもしれない。こちらへと放たれた弾丸は軽く左ほほの皮を裂いただけだった。そのまま静かに、カークとフィオンに歩み寄る。] 選んだ、なんて大層なものじゃない。 たまたま…"偶然"です。 偶然、気がついたらこの場所にいて、 目の前にベルティルデさんがいたんです。 "誰でも、どこでも。 都合さえつけば、よかったんですよ"