いかにも。
私はドロシー・スローンチャ。
ゴールデン・グルトップの船長だ。
先程スノウに聞いただろう。
此方から手を出すつもりはない。
それをガートルード将軍も
受け入れているし、しかし。
[キッ、と視線が強くなる。
武器を手にすることはないものの、
相手を強く睨め付けた]
……降りかかる火の粉は
払わせて貰うとも言った。
何せ互いに誰が人狼か分からない。
……つまり、その銃を向けられたままでは
私は抵抗する理由ができてしまう。
[良いのか?と、尋ねながら
ストレッチャーの下に下ろした両足を
ゆらゆら揺らす]*