[フリーデルのその様子に、声をかけるのも躊躇われて。開け放たれた扉からエルナの姿が見えれば、かすかに目元が和らぐ。何故だか、今日は彼女の周りは白く清らかなものに見えて、人狼ではないと強く感じた。彼女に絶望は似合わない。笑顔でいてほしいと心のどこかで願う。だけれども、もしエルナが絶望するような事があれば――] エルナ、シスターの様子がおかしいけれど ……何があった?[『救済』すべきなのかと思い悩む。それが自分のエゴでしかないと、知ってか知らずか**]