まあ、何はともあれ……。 自由なる光、虹と共に綾を織れ。 虹の祝福、織り込んで。 速き疾風遮る事無き護りの衣を編み上げよ。[紡がれる詠唱に応じて、虹色の光がふわりと舞い上がり、カレルと風竜へふわりとまといつく。鏡の精霊と虹の仔竜による護り――端的に言えば、物理防御と属性防御を合わせた守護術だ] ……見るからに、ですからね、あの炎。[ぽつり、と呟いて、あとは対峙を見守るが。炎と風を剣にまといつかせる様子に、やってよかったなあ、と思ったのは余談の内。*]