あー、ディーターってさ、剣とかやっぱ得意なの?
[家で、手に取りかけたナイフの刃の>>147>>148鈍い輝きを思い出して、思わずそう聞いた。]
あ、いや、うん、ごめ、なんでもない…!
[ぱたぱたと手を振って誤魔化そうとする。
オットーとの微妙な空気は知っていたし、ヨアヒムは完全にオットーの肩を持つ構えだったから、ディーターと親しくするのは何だかイケナイ事のような気がしていた。
でも、今辺りを見渡して、一番強そうに見えたのがディーターだったから。
思わず声をかけてしまった。
彼は、どう思っただろう*]