[ ふわふわと、人間達の会話を聞いていた風の妖精が、くすくすと笑う ]『星司は「疾風の御魂」よ。さっき精霊にも認められたもの』[ 楽しげにそう告げて、つん、と、揶揄うようにウェルシュの髪を引っ張った ]『ウェルも頑張らないと、異界の風に負けちゃうわよー?』いて...え?疾風の?じゃあ、さっきの風...[ まじまじと星司の顔を見つめること数刻 ]