人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


魔王 ギィ


 なにかのために生きるのは、もう終わりだ。
 おまえの才を、
 そんなことのためにすり減らすのは惜しい。

[青年が流す血を自分の血と混ぜる。
ふたつの血に濡れた指で、もう一度彼の額に触れる。]


 おまえが望むおまえ自身を、
 自分の力で掴みとるがいい。

 俺は、そのおまえを迎え入れよう。

[血文字で記すのは自身の名。
それはいわば、新たな契約だった。]**

(291) 2014/09/13(Sat) 19:00:38

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