[ウェルシュに礼をするのも忘れて、彼らが見えないところまで来ると、漸くリエヴルの手を離して、その場にどっかりと座った。そのまま無言で地面を睨みつける。不機嫌の元がキマイラ用の餌なのは間違いがなかった。というより、今、告白したばかりのこのタイミングで例の餌を見る行為が、刺激が強すぎたのだろう。人生最大に取り乱していた]