[空を見上げた若草と、想いが交差した気がした>>147。茶目っ気混じりに、ちょっと手を振ってみる。気づいたかな。どうだろう。親しき友《ウォレン》に会い、かけがえのない友《ギィ》と戦い。其の果てに得たものは、白銀にとって、きっと更なる強き心の糧となるものなのだろう―――。歪められた願望に踊らされる姿を見るのは辛かった。血に染まり、それでも尚…たたかう姿を見るのは胸が痛かった。…けれど。得られたものがあるならば、彼にとってこの現象は、きっと幸いだったのだ]