[ネオ・カナンの生態調査の結果や、寄生生物の研究用試料などを、シンボルマーク付きの母星へのカプセル型転送装置で送ろうとする度、赤い眼の狼のような獣たちは、大勢の群れで邪魔しにきたっけ…などと。彼女が人狼に魅かれている>>2:113とは知る由もないが、そんな話を、サシャはどんな瞳で聴いていたのだったか。サシャの方に、目線を向けた後は。暫くサロンでの各人の様子を観察しつつアリバイに耳を傾け*]