― 会見の日 ―
[巫女姫との会見に先立って、
数人の同行者を許されれば、視線をみなに向けた。
行きたそうにワクワクしているおばちゃん軍団と、
彼女らに囲まれて居心地悪そうにしているおっちゃんら、
そんな中に紛れ込んでいるルディと見交わし、>>289
その真剣なまなざしに、笑みを浮かべる。]
じゃあルディ、と、
マリアンヌさんとアトレアさん、代表でよろしく。
[彼のほかに読んだ二人は地域のまとめ役的人たちだ。
後で問題になることもないだろう。
ルディはウェントゥスの族長の息子だ。
こういう会見の場は彼の経験になるし、
ひいてはナミュールの未来のためにもなるだろう。
そんな思惑からの人選だった。]