[言葉の刃と共に向けられた、ナイフの刃先>>283力を誇示することで弱いものを嬲る。結局、この人も、あの人買いたちと同じなのだとリゼットは思った] ……ヤコブさんが狼かどうか、なんて、 わたしには……分かりません。 だけど、ニコラスさんと同じに、みんなが死んじゃわないと……もう、安心出来ないんですね。 [暖炉の炎に照らされて、鈍く光る刃から目を離せない。恐ろしさに、体は強張り、背を冷たい汗が流れているというのに。パメラが少女を庇おうとするのにも構わず、それでも唇は言葉を紡ぐ]