[男がディークに願って守備の為に砦に残すとした兵は、主に遊牧の民である。
内訳は、およそ歩兵200に工作兵150、弓兵150
装備はまちまちだが、動きが軽く、地理に明るい者らが主となった。]
…いつ頃おいでなさるやら、だな。
[この時まだ、キュベルドンの森に飛ばされた伝書鳩の情報>>97はこの場には届いていない。
もっとも届いていても対応にさしたる差はなかっただろう。
ズワンズ谷の両岸に弓兵の配されることはなく、伏兵の置かれることもない。
単純に、そこまで割く余力がなかった。
代わりに砦周辺では、慌しく兵らが動きつつある。]