[一頻り笑った後、楽譜を膝の上に置いて蜜がたっぷり含まれた蜂の巣のかけらが入った入れ物を手に取る](──…ありがとう、ヤコブ)(なんか、元気出た)[スプーンを手に取り、蜜が溢れ出している箇所から蜂蜜を掬い取り、いつも飲んでいる薬湯へと溶かし入れる。ふわりと舞う甘い香り。溶け行く蜜は幼馴染の想いの塊。それを薬湯と共に口にして、内へと取り入れた]