[茶色い馬の尾のような髪が消えてゆくと、息一つ下に落とす。>>280フェリクスに促されると、頷き指を咥えて高い音ひとつ鳴らした。空に舞ったままの鷹は真っ直ぐ降りて、馬の鞍の上に乗る。肩を気遣ってだろうと知れれば、ようやく少し笑んだ。]待たせた。手当ては皆が言っている別の場所でするんだな。[時折聞こえる声からその場所の存在は知っており。]エ・ラが居る。だから、移動に問題はない。[行こうと、片手で手綱を引いて馬を進めれば、その行き先は揺らぎ目的の場所へと*]