人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


正規軍戦士 ツェーザル

「いれば、今もっと楽できただろうがな。
 …あいつの堅実な手腕は、こういう土台固めで頼りになるんだが」

[親父は仄かに、笑いを浮かべた。]

「ツェーザル」

「ひとは、誰しもが己が信じる道をゆく。
 俺も、……あいつも」

「おまえも──…後悔のない、自らの道を、見つけなさい」


[そう告げた親父の表情は…
信じる道を貫いたという親父の元同僚──チャールズという将の名と共に、よく覚えている。
幼心に、そのような真っ直ぐな御仁に一度会ってみたいとも憧れたものだ。]

(289) 2016/02/16(Tue) 09:51:34

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