[>>270>>273そうこうしている内に、 向こうが気づいたらしく。 シモン>>278と共に彼らの方へと向かう。] ゲルト君が、 ――? 今のはヨアヒムの声か?[>>256事情を説明する前に、響いた声に数度瞬きし。 向かうべきだろうと足をそちらへと向けたが、 シモンの歩調は片足を引きずっているせいか遅い。] ……一人で置いてゆけない。[先を急げ、と促されても静かに首を横に振った。]