[ 探しに行くのだろう。離してもらえるか、と言われれば。>>275いやだ、という言葉は持ち合わせておらず。 懐かしいぬくもりが記憶に刻み付けるように。名残惜し気に、そっとその身体を離した。] じゃあ、"また"、 ………何か分かれば伝えるから。[どこかへと行くようであれば、その背中を見送って。また、と告げるとき、声が震えそうになる。 どうしてか、 もう、その体温に触れられないような 漠然とした不安が、襲った気がしたのだ。 ]**