― クリーク砦北側 ―
独立解放軍の諸君、聞こえるか!
私はオクタヴィアス・ノイアー。
ラモーラルの地を預かる領伯、アルブレヒト・ノイアーが嫡子だ。
無用な争いを避ける気があるならば、私の声を聞いて欲しい。
貴方方が独立解放軍に加わったのは、現政策に不満があるからと
見受ける。
意見や要望があるなら検討しよう。
貴方方の声を聞かせてはくれまいか。
その気がある者は武装を解除し、投降して欲しい。
貴方方の身の安全は保証しよう。
如何か!
[願う形になるのは、砦に立て篭もる者達もラモーラルの民であるが故。
反旗を翻した者達とは言え、単に政策の不満で加わっているのであれば、その民は護るべき者達であることに変わりはない。
民に手を伸ばしたいという想いは、ここでも発揮されていた]