人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


共和国大使 カナン

 
ナミュールは美しい国だ。
けれどまだ、克服されぬ病があり、飢えに苦しむ民がいて、己の才覚を活かせぬ憤りを持つ悔しさがわたしの耳にも届いています。

マチュザレムの進んだ文化、そして社会秩序は、それらを解決する助けとなります。

わたしの祖国も、かつてはナミュールと同じように鎖国していました。
冬には暗がりの中で凍った生肉を齧り、病気になっても祈るしかない生活だったと長老たちから聞いています。
けれど、開国した今では各種インフラが整備され、人々の生活は格段に向上し、幼くして死ぬ子供も激減した。

だから、わたしは身をもって伝えることができる。

鎖国は闇です。
開国こそが、より良い未来をもたらす。

今こそ、国民の声を王府に届けなければなりません。
政府とは、一部の理想と利権を民に押しつけるものではなく、民の意志を反映させてよりよい暮らしを実現させるためにあるべきもの。

あなた達にはそれを始めることができる──
 

(289) 2015/03/08(Sun) 08:09:59

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