[投票はオットーに入れた。心の中で謝罪をしながら。先ほどフリーデルに話しかけたとき、自分でも支離滅裂だと思う誘いに彼女は乗ってくれた。それに対する誠意のつもり。せめて口実に使った、フリーデルとジムゾンへの信頼の証まで嘘にしたくなかったから。因みに”聞いても分からないジムゾンの説明”>>284とは、ジムゾンがシモンに突きつけた投票の理由ではなく。その前段階でオットーとした議論のことである。あれだけは、落ち着いた今になって思い返しても、全然理解できずにいた。*]